バックナンバー   第 27 号2005/07/19(火)   1,450 部発行

[第 6 週] プレーンテキスト正書法 (1)

こんにちは、suno です。連休はいかがでしたか。私は自宅で溜まった仕事を片づけようと張り切っていたのに、いざ連休が終わってみると思ったほどはかどらず、肩を落としています。

今週は「プレーンテキスト正書法」と題して、プレーンテキストファイルの正しい書き方、美しい書き方についてお話しします。

プレーンテキスト万歳!

「プレーンテキスト」とは、文字情報以外のデータを持たない文書形式のことです。ワープロで文章を書くときは「ここは『MS 明朝』の 10.5 ポイント、中央揃えで太字……」というように、文字情報以外にいろいろなデータが付加されます。対して、プレーンテキストで保存されるのは文字のみです。皆さんがふだん読み書きしているメールの本文もプレーンテキストです。もちろん、このメールマガジンもプレーンテキストです。このマガジンの第 2 号でも軽く触れています。

皆さんはちょっとした文章を書くとき、ワードや一太郎といったワープロソフトを使うかもしれませんね。でもプレーンテキストなら、書いた文章をそのままメール作成画面に貼り付けることもできますし、ワードでも一太郎でもエクセルでも好きなソフトで読み込むことができます。その上、プレーンテキストなら柔軟な編集ができます。「行頭にある『発行日: 200X/YY/ZZ』形式の日付をすべて『200X 年 YY 月 ZZ 日発行』に書き換えたい」なんてことも、プレーンテキストなら朝飯前。もっともこれはちょっと高度なので、今週は取り扱いません。

メモ帳を使ってみよう

プレーンテキストはワープロソフトでも作ることができますが、プレーンテキストの読み書きにはテキストエディタ(editor、「編集者」の意)と呼ばれるソフトを使うのが一般的です。テキストエディタはプレーンテキストを編集するための機能に優れていて、しかもワープロソフトより軽快に動作します。下図は「xyzzy」というエディタで今回のメールマガジンを執筆しているところです。

ウィンドウズには「メモ帳」という名前のテキストエディタが標準で入っています。メモ帳は機能があまりにも貧弱ですが、とりあえずこれを使ってみましょう。[スタート] ボタンを押し、「(すべての)プログラム」→「アクセサリ」→「メモ帳」とたどってください。キーボード派の方は [Win] + [R] で「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、「名前(O):」欄に「notepad」と入力して [Enter] です。なお、[Win] とはキーボード下段にあるウィンドウズのロゴマークが印字されているキーです。

メモ帳が起動したら、ちょっと遊んでみてください。ワープロと違って、下線を引いたり太字にしたり、部分的に文字の大きさを変えたりする機能がないことを確かめてください。

なお、プレーンテキストの拡張子は一般的に「.txt」です。ファイルを保存する場合は、ファイル名の末尾に「.txt」をつけることをおすすめします。

原稿用紙との違い

原稿用紙の使い方、覚えていますか。原稿用紙では、段落の頭は一文字下げて書きましたね。また、文章の途中で一行空けて書くようなことは基本的にはしません。ワープロで文書を書くときもこれと同じです。

ところがプレーンテキストでは、慣習として段落の頭は下げず、その代わりに段落と段落の間は一行空けて書きます。逆に言うと、段落を変えるとき以外に空行(くうぎょう、何も書かれていない行のこと)を入れてはいけません。ダブルスペース(一行おきに空行を入れる)で書く人がいますが、やめましょう。

最近のメールマガジンにはやたらと空行を入れて書かれているものがありますが、スカスカして内容が薄っぺらく見えます。知的な感じを出したければ、みだりに空行を入れずに書きましょう。もちろん、このメールマガジンもプレーンテキストの流儀に倣(なら)って書かれています。

発行人だより

ウェブサイト版閲覧ページを少し作り替えました。発行日による検索に加え、号数を指定して検索することも可能になっています。週のテーマを選んで表示する機能もつけたかったのですが、今回は実装を見送りました。お盆までには何とか作りたいと思っています。

最近、グーグル検索からウェブサイト版に来てくれる方が増えて来ました。そう言えば、検索エンジンでこのメールマガジンを見つけても、メルマガ購読の方法がどこにも書かれていないことに今気づいた私。また仕事が増えてしまったようです。