バックナンバー 第 25 号2005/07/14(木) 1,442 部発行
[第 5 週] インターネット時代のセキュリティ講座 実践編 (4)
こんにちは。昨日の朝出社するとウィンドウズ・アップデートの通知が届いてホッと安心した suno です。皆さん、ウィンドウズ・アップデートは実行しましたか。
二週にわたってお送りしてきたセキュリティ講座も今日でいったんおしまいです。昨日までは予防策をお話ししましたが、今日は事故が起こってからの善後策です。今日の内容が役に立つ日が来ないことを祈りつつ、講義を始めます。
もしもウィルスにやられたら
気をつけていても、対策を取っていても、ものごとに「絶対」は絶対ありません。ウィルスにやられたことが確実だと分かった時点で取るべき行動はただひとつ。何だか分かりますか。それは――。
LAN ケーブルをパソコンから抜くことです。ウィルスは手当たり次第に周囲のコンピュータに感染します。自分のパソコンが感染したら、速やかにネットワークから切り離してください。ダイヤルアップ(電話をかけて接続する形式)の方は電話線を抜き、電話を切ります。感染者は隔離すべし。
次にすべきことは情報の収集です。前にも説明したとおり、ウィルスはプログラムです。ウィルスプログラムの実行を止める方法を調べましょう。おっと、だからと言ってそのパソコンでインターネットに接続してはいけませんよ。感染 PC はウィルス駆除が済むまでインターネット接続禁止です。ほかのパソコンで調べましょう。パソコンが一台しかない方は、ほかの人に電話か何かで助けを求めましょう。
アンチウィルスソフトを発売している会社のサイトから駆除ツールが無料で入手できることがあります。感染していないパソコンからフロッピーディスクや USB メモリ経由で持ち込み、実行しましょう。
「ウィルスかな?」と思ったら
何だかパソコンの挙動がおかしい、動作が重い、作った覚えのないファイルがたくさんできている――。そんなときは検査をしましょう。オンラインスキャン(昨日の号を参照)は無料でできます。昨日説明したとおり、アクティブエックスが有効になっていないとオンラインスキャンができない場合がほとんどです。アンチウィルスソフトのメーカーのサイトは「信頼済みサイト」に追加しておきましょう。
複数のサイトでオンラインスキャンを実施するのはよいことです。あるメーカーのオンラインスキャンで見落とされても、別のメーカーのオンラインスキャンで感染が発覚することもあります。オンラインスキャンができるサイトをまとめたページがありますので、ご紹介しますね。印刷してパソコンの近くに貼っておくのもいいでしょう。
http://www.securityzone-za.bne.jp/virusscan.htm
デマには気をつけましょう
「テディベアウィルス」という言葉を聞いたことがありますか。「jdbgmgr.exe というクマのアイコンのファイルがパソコンにあったらそれはウィルスですので削除してください。このメールを他の人にも転送してください」というメールが飛び交ったことがありました。ところがこの jdbgmgr.exe というファイルはウィルスではありません。つまりはデマメールなのですが、転送している人は善意でやっている点がたちが悪いところです。この手のメールが来ても鵜呑みにせず、まずはオンラインスキャンをかけましょう。
下図はウィンドウズ 98 のエクスプローラで jdbgmgr.exe のあるフォルダを表示したところです。確かにクマのアイコンですね。
「『○○』という題名のメールはウィルスです。読んだら感染します」というデマメールもありました。しかし、先週・今週とこのメールマガジンをお読みの皆さんは、そんなメールにはもう騙されませんよね。そもそも OS やメールソフトを問わずに表示しただけでウィルスに感染するわけがありません。また、ウィルスはプログラムだと知っていれば、プレーンテキストのメールはウィルスであるはずがないと分かりますね(プレーンテキストメールは文字情報しか持たないから)。
ウィルスは確かに脅威ですが、ウィルスとは何かを知り、適切な対策を取っていれば闇雲に恐れることはありません。ここ二週間お付き合いくださった皆さんには分かっていただけますよね。
今週のまとめ
- 悪質なアクティブエックスのプログラムをうっかり実行しないよう、アクティブエックスを無効にしよう。
- ただし microsoft.com など一部のサイトは「信頼済み」に。
- ジャバスクリプトを無効にすれば安全だが不便に。有効にすれば便利だがブラクラなどには要注意。
- ウィルスに感染したらすぐにネットワークから切り離すこと。
復習課題
いざというときに備え、各社のオンラインスキャンを実際に試してみましょう。万が一ウィルスが検出されたら、今日の内容を実際に行動に移してみてください。
発行人だより
一人暮らしが長かった私は、料理・洗濯・掃除とひととおりのことは何でもできます。できないのはお菓子づくりとミシンの扱いくらいです。
料理は玄人はだし(自分で言うか)で、大学生時代は料理で女の子をよく家に誘ったものです(ホンマかいな)。今の妻も料理で釣ったようなものです。今も自分の弁当を自分でこさえ、夕飯も週の半分は私が作っています。妻がこのメールマガジンを読んでいないので言いたい放題 :-)
そんな折、面白いメールマガジンを見つけました。この「専業主夫どっとこむ」というメールマガジンを発行しているご夫婦は旦那さんが「専業主夫」なのです。専業主夫のいる家庭の家事や育児、奥さんの勤めなどが赤裸々に綴られており、男性の家事・育児参加という観点から、特に男性に読んでもらいたいマガジンです。兼業主夫の私はバックナンバーを一気に読んでしまいました。
昨日の「ウィークリーまぐまぐ総合版」で、「まぐまぐ読者さんの本棚」に取り上げられたこのマガジン、今後の成長株です。おすすめします。
ちなみに suno 家の水曜日の夕飯は、私が作った麻婆茄子。豆板醤と甜麺醤使用。クックドゥの類は使いません。
